小論文 ― 兵庫医科大学
年度 |
内容 |
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09 |
「ストレスは人間の不可避の宿命」とする厚生労働省が配布している「健康道しるべ」に疑問を呈する課題文を読み、問1.下線部の理由を説明する。問2.空所に適切と思われる語句を入れる。問3.下線部について本文趣旨から推定される可能性について述べる。問4.本文にある「問いかけ」に対する自分の考えを述べる。 |
150字、5字、 150字、400字 |
90分 |
08 |
瀬戸一夫『科学的思考とは何だろうか?ものつくりの視点から』の抜粋を読み、問1.本文中の科学の「控えめな客観性」という性格について300字以内で説明する。問2.本文の内容を踏まえて医学が科学であるかどうかについて、自分の考えを500字以内で述べる。 |
300字・500字 |
90分 |
07 |
茂木健一郎『「脳」整理法』からの抜粋を読み、問1.「セレンディピティ」について書かれた本文の要旨を、パラドックスに満ちた含意を説明しながら250字以内にまとめる。問2.「セレンディビティ」を高めるにはどうすればよいか。自分の考えを500字以内で述べる。 |
250字・500字 |
90分 |
■傾向
過去3年間、本文把握型の出題が続いている。受験生のテーマへの関心や知識、読解力、問題の背後にある要因を多角的に捉え考察する力を問うという傾向は3年間共通している。'07、'08、'09と課題文に対し2つ以上の連関させた設問を置く形式をとっている。これは読解力や本文把握力を問1で要約、もしくは下線部説明の形式で問い、問2に、問1での本文理解を前提とした、自分の考えを問うというもの。'07も問1が「パラドクスに満ちた含意」を説明しながら要旨をまとめる現代文型の問題。「パラドクス」とは「逆説」ともいい「何かと何かが一見矛盾、常識から見て逆」というイメージで使われる言葉である。'08は課題文にある「控えめな客観性」が考察のキーワードである。それは「人間の主体的な創造へとつながる『ものの見方』に由来する」「深い経験的な知識が、特定の範囲に限って『ほぼ妥当する』」というところに留まる客観性である。'09も同一傾向の本文把握型、現代文型の問題である。年々読み取り重視の傾向が強くなってきている。従来の○×形式内容把握問題も含む本文把握型への対策としては、まず読解力の養成が必要。そのためには現代文の入試問題で練習するとよいだろう。結果的に多くの評論にふれることになり知識もつく。