小論文 ― 藤田保健衛生大学
年度 |
内容 |
字数 |
時間 |
09 |
外山滋比古『思考の生理学』からの抜粋を読み、筆者が"機械的""人間的"概念についてどう考えているか、自分自身の考えを交えてまとめる。 |
600~800字 |
60分 |
08 |
小松奈美子『医療倫理の扉』からの抜粋を読み、インフォームド・コンセントのあり方について論じる。 |
600~800字 |
60分 |
07 |
課題文を読み、大人になるとはどういうことかについて課題文の要旨に沿って書く。 |
600~800字 |
60分 |
■傾向
'02から出題形式が従来の「テーマ型」から「課題文型」に変化している。「課題文型」ヘの移行や医療以外のテーマからの出題は、出題者のねらいが受験生の読解力や問題発見の能力を幅広く試す方向に変わったということを示す。'07は「自己形成」や「社会化」、「アイデンティティの確立」に関連するテーマ。'08はインフォームド・コンセントは、パターナリズムを背景とする説明のない医療がもたらした医療不信を払拭し、再び、医師と患者の間の信頼関係を回復するために必要であるという視点と、患者の知る権利と自己決定権を尊重し、必ず患者の同意を得ることが、医師の行為が医療行為として成立するために必要な医療の現場=臨床の現場における「医の倫理」=「医師の守るべきルール」なのであるという視点が大事。'07に続いて'09も読み取り中心の本文把握型の出題である。コンピューターの出現で、機械的記憶と再生ではなく、人間にしかできない新しい人間的活動の探求が必要になるという趣旨をとらえることが大事。今後も現代社会や医療の現場が直面している諸問題とリンクしたテーマを取り上げた、課題文型の出題が予想できる。
※現在,2010年度版ダイジェストは在庫切れとなっております。2011年度版は2011年1月頃入荷予定です。