小論文 ― 金沢医科大学
年度 |
内容 |
字数 |
時間 |
07 |
井村裕夫『ヒトはなぜ病気になるのか』の一節(一部改変)を読み、要約する。 |
300字 |
60分 |
06 |
富山和子『環境問題とは何か』の一節(一部改変)を読み、要約する。 |
400字 |
60分 |
05 |
毎日新聞の記事と中辻懸夫『ヒトES細胞 なぜ万能か』を読み(2つの図を含む)3つの設問に答える。問1・図からクローン胚が患者の体細胞と核を取り除いた提供卵子の組み合わせであることの意義について述べる。問2・クローン胚の理想的な利用の仕方を示している図を見て、その実現には今後どのような研究成果が必要と成るかを答える。問3・ES細胞の作成そのものが持つ倫理的な問題点について述べる。 |
200字以内×3 |
60分 |
■傾向
過去3年間、傾向は変化している。従来、グラフや図表の読み取り問題が特徴であったが、’05ではグラフを読み取る要素は無くなり、’06、’07と課題文を要約するだけというもの。要約においては具体例や重複する論点を削り、筆者の「言いたい事」を再現する上で、どうしても欠かせないキーワードやキーセンテンスを残し、対比や因果関係といった論理に注意してまとめるという意識が必要。’05は「クローンES細胞」による「再生医療」について、そのメリットとデメリットを問う典型的な「知識型」の問題であった。’06は「日本は外国から木材を輸入することで、熱帯雨林を破壊しているが、同時にそれは、日本の林業を衰退させ、日本の森林を破壊している」という一見逆説的な内容の読み取りが問われていた。’07は「糖尿病は生存にとって不利な身体条件であるにも関わらず、糖尿病の遺伝子が進化の過程で排除されなかったのは、糖尿病の遺伝素因は食物の利用に効果的であり、食料の乏しい時代には有利であったから」という課題文の内容を要約する問題。来年度はまた従来の形に戻る可能性もあるので、グラフを読み取る練習は必要である。