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小論文 ― 北里大学

年度
内容
字数
時間
09
Nature Digest日本語編集版2008年9月号からの抜粋を読み、問1タイトルをつける問題。問2生殖医療について作者はどう考えているか。具体的にまとめる問題。問3生殖医療の十分な安全性と倫理的要求を確実に満たすためにはどうしたら良いか。「選別」「リスク」「プライバシー」の3つのキーワードを用いて論述する。
30字、
200字、
800字
90分
08
松沢哲郎「進化の隣人ヒトとチンパンジー」からの抜粋を読み、問1タイトルをつける問題。問2作者の考えを説明する問題。問3新しい人間観、ヒト存在の科学的理解はどうしたら得られるか3つのキーワード(進化、多様性、共生)を用いて論述する。
30字、
200字、
800字
90分
07
藤原正彦『国家の品格』からの抜粋を読み、あなたが考える世界に出て、人間として敬意を表されるような「国際人」について自分の考えを述べる。
800字
90分

傾向
過去3年間、課題文の読み取り重視の傾向で共通している。'07は日本が、そして日本人が「近代化」、「アメリカ化」の過程で見失った、本来のあるべき姿を取り戻すことが「真の国際人」としての「日本人」だという課題文の主張をしっかり押さえ、しかし、そんな過去の伝統への回帰の姿勢だけが「国際人」の必要用件であるといえるかどうかの省察が求められている。'08は問1、問2が本文把握力を問う読み取りの問題、問3は問1、2での本文理解を前提とした受験生の考えを問う問題である。課題文の著者は「アイ・プロジェクト」と呼ばれるチンパンジーの知性の研究を通じて、人間の心や行動の進化的起源を探り、「比較認知科学」と呼ばれる新しい研究領域を開拓した京都大学霊長類研究所の現所長である。'09は、課題文にある「生殖医療の未来」を踏まえて、生殖医療が「神の摂理」を超えて「より優れた子どもを」「思い通りの子どもを」という親の欲求を叶えることの是非を、遺伝子の「選別」の是非、遺伝子操作や生殖技術の「リスク」の問題、生殖補助医療で誕生した子どもの追跡調査における親子の「プライバシー」の問題を踏まえて考えられるかどうかが問われている。文章を読んで筆者の言いたいことを理解し、提示された観点から具体例を出して書く練習など、小論文を書くための基本となる力を他の大学の問題を利用するなどして十分に養っておくことが必要。




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