小論文 ― 日本医科大学
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07 |
医学研究の倫理的原則を述べたヘルシンキ宣言とよばれるものがある。この宣言の中の「医学の進歩は、最終的にはヒトを対象にする試験に一部依存せざるを得ない研究に基づく。」「ヒトを対象にする医学研究においては、被験者の福利に対する配慮が科学的及び社会的利益よりも優先されなければならない。」の2項目(日本医師会訳)について考えるところを述べる。 |
600~800字 |
90分 |
06 |
「科学の進歩の一方で、病人の心には不安が宿り、技術の進歩を信じていても、例えば神仏にすがることもあろう」という文章を読み、下線部「医学の世界では『科学』という学問が冷徹な感性を必要としている一方で、『精神的なもの、人間的なもの』に回帰しようとする患者の心を暖かく包み、認める感性をも求められる」に対する自分の考えを述べる。 |
600~800字 |
90分 |
05 |
2005年4月14日(木曜日)午後5時00分、東京に大地震が起こったと仮定して、その後の自分はどう行動するか、について自分の考えを述べる。 |
600~800字 |
90分 |
■傾向
過去3年間、傾向は変化している。’05は東京に大地震が起こったと仮定し、自分がどう行動するかについて問われている。’06は、患者は、単なる科学としての医療技術の対象・精神と切り離した物質では無く、精神を持った人間であり、その回復には患者の心の動きを受け止める感性に根ざした人間的な心の働き、患者に対する精神的支援が必要だという認識が問われている。’07は「テーマに関する知識」が必要。ヘルシンキ宣言とは「ナチスの人体実験」の反省から生まれた「ニュルンベルグ綱領」を受けて、1964年の世界医師会にて、医学研究者が自らを規制する為に提案し採択された、臨床試験/治験におけるICの必要性を勧告した倫理規範である。確かに、人体実験は、医学の発展上不可欠である。しかし、そのために被験者の安全性や人権が無視されるようなことはあってはならない。だが、本人のICを得れば、どんな実験的な治療や研究でもできるという訳ではないはず。その研究や治療が、果たして倫理的に許容しうるのか、ヒトを幸せにするのか、広く法律的、経済的、社会的に判断していくことも大切であるという視点が問われている。