小論文 ― 昭和大学
年度 |
内容 |
字数 |
時間 |
07 |
駅や空港など人の集まるところに最近、AED(自動体外式除細動器)が設置され、一般の市民に使用できるようになっている。このことの社会的意義について自分はどのように考えるか。そして、自分はそれを用いる場面を想定した講習などを受けているか。あわせて述べる。 |
600字 |
60分 |
06 |
インフォームドコンセントの考え方によれば、医師は正しい病名や症状について正直に患者に知らせ、その後の検査や治療についての同意を得ることが必要であるとされている。一方、私たちは仏典に由来する「嘘も方便」という言い方も知っている。そこで、あなたは患者の立場に立って、どのような説明のあり方が患者にとって正しい方法であると思うか、自分の考えを述べる。 |
600字 |
60分 |
05 |
基本的な倫理原則がいくつか挙げられるが、その中に「人格の尊重」がある。これはどのようなことを言っていると考えられるか、自分の考えを述べる。 |
600字 |
60分 |
■傾向
’03以降、指示文の長いテーマ型の出題が続いており、テーマの内容は過去5年間「知識型」で共通している。’05も「人でなく病を見る」ことに陥りがちな医療行為において、医師が持つべき基本的な倫理原則である患者の「人格の尊重」について、その意義や重要性が問われている。’06はインフォームドコンセントにおいて、患者に対する医師の説明の正しいあり方を問うもの。患者の立場に立った癌告知のあり方などを具体例として考えると良いだろう。’07は「テーマに関する知識」が必要。AEDとは、心臓が痙攣し、血液を流すポンプ機能を失った状態(心室細動)になった心臓に対して、電気ショックを与え、正常なリズムに戻すための医療機器のこと。’05に開催された愛知万博ではAEDを多数配置しており、これによって助かった人が少なからずいる。よって社会的意義は大きい。ただ、AEDを使用する場合、心肺蘇生を合わせて行う必要があるため、その使用には蘇生講習が欠かせないものとなる。対策としては、常日頃から社会問題、環境問題、医療問題について新聞記事などに眼を通し「テーマに関する知識」の補充をしておくことが必要。