小論文 ― 岩手医科大学
年度 |
内容 |
字数 |
時間 |
07 |
日野原重明『生き方上手』の抜粋を読んで、「現代の家族」ということについて思うところを述べる。 |
600字 |
50分 |
06 |
大井玄『いのちをもてなす』を読んで、健康と病気ということについて、思うところを述べる。 |
600字 |
50分 |
05 |
相田みつを『にんげんだもの』を読んで「いのち」ということについて思うことを述べる。 |
600字 |
50分 |
■傾向
過去3年間の傾向は一貫している。それは現代社会の状況に対する反省である。’05では現代の戦争や少年犯罪の凶悪化、集団自殺、患者を実験や技術の対象と見てしまう医療といった現代社会の現象の本質的な要因として「命の尊さ」の喪失があると見た時、今を生きる私達一人一人が「命の尊さ」を自覚し、声高に語ることこそが、「命」を軽視する状況の打開に必要であることを考えさせようとしている。’06は病気も健康も当人の主観に関わる面が大きく、その点で言葉の力に左右されているという視点から、情報化社会の中に蔓延する病気や健康についての情報・数値で見る客観的な健康基準に振り回されず、「欠陥があるにもかかわらず健やかである」という生き方が問われている。’07では「人が言葉や感情でつながりあえるという確信」=「他者との共感が成り立つための基盤」を成り立たせ、「相手の立場に立って考える」という「倫理」の大原則を身につけさせる一番身近な人間関係としての「家族」の重要性とその復権が問われている。