小論文 ― 獨協医科大学
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06 |
問題は次の3問からなる。問1は矢野健太郎「数学へのすすめ」からの引用部を読み、7進法についての3つの設問に答える。問2は問題文から読み取れる正しい進路を、列車を乗り継いでいく車窓の風景と図を関連させて読み取り、記号で答える。問3は日野原重明「93歳・私の証 あるがまま行く」」(朝日新聞2005/07/02)の抜粋を読み、自分にセレンディピティーが有るか否か、具体的な理由をあげて述べ、今後医療に携わっていくなかでその有無はどのように関係すると思うかを述べる。 |
600字 |
90分 |
05 |
問題は次の2問からなる。問1は「音の何でも小事典」(日本音響学会、1998年)を読み、問題文や図表からえられる推論の妥当性について選択肢で答える。問2は金子郁容『ボランティア もうひとつの情報社会』の抜粋を読み傍線部について、自分の考えを述べる。 |
約400字 |
60分 |
04 |
五木寛之『大河の一滴』から「免疫系の<寛容>について述べた部分の抜粋を読み、現代社会における<寛容>について自分の考えを述べる。 |
500~600字 |
60分 |
■傾向
'05から出題が「従来型」と「資料総合分析型」の2題構成となった。従来型の出題には過去3年間、共通点が見られる。それは近代化の過程で見失ってきたものに対する受験生の内省を求める傾向である。'05は「ボランティア」の背後に、現代社会がもたらす自己疎外の状況を主体的に抜け出す楽しさがあることを内省させようとしている。'06も科学における論理至上主義を反省し、感性の必要を考えさせている。まずは「創造」には「失敗を創造に転換させる」「心の柔軟性」が不可欠であり、それを「予想外の幸運な発見を偶然にする才能=セレンディピティー」と呼ぶ。この偶然のきっかけをつかむ能力、感性が創造的研究には必要だ、という文章の読み取りが大事。マニュアルを遵守するだけのステレオタイプ的な研究からは創造的な発見は得られないという点がポイントだろう。