小論文 ― 日本大学
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05 |
ヘレン・ケラー『奇跡の人 ヘレン・ケラー自伝』(小倉慶郎訳 新潮文庫)を引用した文章を読み、ヘレン・ケラーが「愛」という言葉でとらえた概念はどのようなものであったか、自分の言葉でわかりやすく論述する。 |
800字 |
60分 |
04 |
「バベルの塔」は神の領域に迫ろうとする人間の傲慢さの比喩としての意味を持つことを述べた文章を読み、「現代における『バベルの塔』を挙げるとすればどのようなものだと思うか」具体的な実例とその理由をそえて、論述する。 |
800字 |
60分 |
03 |
川端康成『美しい日本の私-その序説』(講談社現代新書)の抜粋を読み、川端康成が引用した明恵の和歌「あかあかや・・・」は、いったいどのような意味だと思うか、外国人にわかりやすく説明するつもりで、自分の思う解釈を自由に論じる。 |
800字 |
60分 |
■傾向
過去3年間、具体的な事例を抽象化し概念で把握しその本質を理解する力と、その本質的な問題を、具体的な事例を用意して説明する力が試されている。'04は「バベルの塔」が比喩する「神の領域に迫ろうとする人間の傲慢さ」の具体例として人間の「自然」に対する傲慢さや「人間」に対する傲慢さを挙げ、現代文明のあり方、先端医療のあり方への反省が求められている。'05はヘレン・ケラーの立場にたって、彼女が「愛」という抽象的な言葉を理解するまでの順序を追って考えてみると良い。彼女はまず「考える」という言葉の意味を自分の頭の中で起きていることを示すのだと分かった。そして次に、自分の心の中で起きている喜びや優しさをもたらすもの、それを愛というのだと分かった。そして自分の心と他の人の心は「愛」というみえない糸で結ばれているのだと実感したのである。